札幌レインボーマーチ

 9月の連休にレインボーマーチ2009が札幌にて開催されました。
(パレードを歩いた人の人数は738名、5連休の中日ということが影響してか、例年よりも250人程度少ない参加者数)

 http://www.rainbowmarch.org/

 下の写真はパレードの様子、パレードの開催に合わせて虹色にライトアップされた札幌テレビ塔、市長の代理でプライド集会に参加をした男女共同参画室長の写真等などです。

 ちなみに、レインボーマーチは以下の3つの目的を持つパレードです。また、市内ではパレードにあわせて各種イベントや集会が行われました。
 
1. レインボーマーチは、身近に性的少数者(以下LGBT*1)が存在することを広く知らせ、地域社会に暮らすLGBTとの共生を訴えます。

2. レインボーマーチは、孤立するLGBTに対して自らの存在を肯定的に受容するための情報を発信し提供します。また社会に対して、偏見や興味本位による差別の解消を訴えます。

3. レインボーマーチは、LGBTが存在することを前提とする社会制度の構築を、行政や企業、教育現場への働きかけを通じて広く社会全体に訴えます。また、多様性を認め合い、一人ひとりの個性を尊重する豊かな社会の実現を提唱します。

 また、パレード後のプライド集会では市長代理のほか、民主、共産、公明の地方議員や、社民の元市長候補がスピーチ、そして、道知事や、道内多数の市の市長、社民党新党大地の代表からもメッセージが寄せられました。
(例年は市長が参加をしているものの、今年は都合がつかず代読というかたちになりました)

 地域によっては、セクシュアルマイノリティ関連のイベントに、政党関係者や議員などが参加をすることに対して、「政治的に利用をされる」と批判的な声が少なからずでるものの、北海道では「政治を変えて、自分達の生活をよくしていこう」という雰囲気ができていて、こうした良好な関係ができていることはうらやましい限りです。